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 戦国武将を訪ねて‥

「最上義光」公

「最上義光」公は関ヶ原の戦いにおいて東軍につき「山形藩最上家」を57万石の大大名に成長させた「出羽国」の偉人である。

その「義光」公を訪ねて「山形城」へ。その城郭の基礎は「義光」公の時代に造られ「鳥居忠政」の時代(1622～1628)に現在の形に改修された。

江戸幕府成立以降「義光」公は領内の復興に尽力し領民に対しても真摯に対応。写真は1991年に復元された「二ノ丸東大手門」と「二ノ丸」を囲む「水堀」。

城内にある「義光像」。寄贈は「鈴木傳六（でん六創業者）」氏。

「義光」公は「山形城」を国内屈指の広さを誇る「平城」に拡張。更に城下町の整備にも取りかかる。「商人町」を整備し城下においては年貢等を免除した。又125～150坪の土地を分け与え羽州街道・笹谷街道沿いに定期市を設けた。

「本丸」を囲む「堀」と「土塁」。

その「土塁」から連なる「塀」。

「大手橋」。

「本丸一文字門(高麗門)」。

「大手橋」。

「枡形土塀」。以上は2006年～2014年に復元。

「職人町」は諸役が免除され領内の人口は3万人を超えた。 写真は復元が進む「本丸御殿広場」。尚、以上の復元物は「鳥居忠政」以降の時代の物。

興味深いのは「三ノ丸」内に1989年12月1日「最上家」史料を展示し「義光」公を顕彰する「最上義光歴史館」が建つ事。

キャラクターからも地元の英雄である事がうかがえる。

又、「義光」公は「山寺立石寺」との関わりも深い。永禄13年(1567)「最上家内」の争いで勝利すると「立石寺」への信仰が深くなる。天正14年(1586)には常燈油田が奉納され1300石の寺領が安堵されている。

「義光」公の「御霊屋」には「義光」公と家臣10名の位牌と本尊となる地蔵尊が安置されている。 ここに立つ案内板には…

「戦国の混乱の時代に山形の地を愛し民を愛し出羽国に平和と安定をもたらし現在の山形の基礎を築いた…」と明記されている。「義光」公が山形の人々に現在も慕われている証だろう。

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